昨日参院選がありました。自分が元夫を忖度して票を投じ(て当選し)た候補のポスターが出ていました。参議院議員の任期は6年ですから、ああ、あの地獄の日々から時は経ったのだなあと思いました。

奇しくも、元夫と現夫は同じ大学同じ学部の政治学科卒です。本人同士無関係なのですが、どちらも政治学が専門なので、選挙については人より知っていると思います。でも、私への対応が全然違います。

モラ夫は、「選挙というものは」とうんちくを語ってました。「与党に対する野党は、分散していては対抗勢力になり得ないんだ」と熱弁していました。そんなことは、政治学専攻でなくても分数とか確率とか算数を理解していれば分かりそうな話だと思うので、さも難しいことであるかのように言われても戸惑うばかりなのですが、当時は感心して見せていました。感心しないと大変なことになるからです。過剰防衛ではありません。しっかり意見するたびに責任転嫁されることを何度も繰り返し学習した結果です。

モラ夫と一緒に選挙に行きましたが、終わった後モラ夫は、私が何に投票したのかすごく確認したそうだけど、政治学を学んだものの矜持?から自分からは確認できなさそうでした。なので空気を読んで「●●に入れたよ」と言ったら、「俺と同じだ」と嬉しそうにしていました。仰せの通りに致さないと大変なことになるから見え見えの誘導尋問に乗っただけでしたが。

モラ夫と私が投票した候補は、その年に初当選を果たしました。参議院議員となった彼女には何の罪もありませんが、彼女はモラ夫の顔色を読んで入れた候補だったので、モラ夫に屈していた頃の自分の象徴のような存在であり、街角でポスターが視界に入るたびにうんざりしていました。

ちなみにその候補は私より少し年上の女性で、私と同じ大学の先輩でした。彼女は、参議院議員立候補時は独身でしたが当選後に結婚し、一児の母になっていました。彼女が結婚した年は、奇しくも私が離婚した年でした。この6年間の中で、彼女は参議院議員として産休をとって出産。その間私といえば、嫌な思いをして離婚して、やっと最近平穏な日々を手に入れたばかりです。私自身今の生活には満足しているのですが、それを手にするまでに自分が6才も年をとってしまっているんですね。正直、止まった時がついこの間動き始めたような気分になってるけど、現実には時は止まってなんかない、流れていた。その事実を改めて見せつけられた思いでした。

今回の選挙で改めて彼女の党の公約を読みましたが、読むほど、方針に賛同しかねるものでした。最もそれ以前に、彼女に投票しない理由を探していたような気がもします。

そして今回の投票日。朝、私が図書館から持ってきた選挙公報を改めて見ていたら、現夫から「ちゃんと考えてて偉いなぁ」と言われました。そして、一緒に選挙に行った後、夫に「誰に入れた?」と聞いてみました。すると、モラ夫とは党は違うけど、理論上同じ説明が成り立つ投票行動をしていて、私とは違う候補でした。お互い「こういう理由で入れた」という話をして、違う候補で違う候補だったけど「へー」で終わりました。
すると夫がやおら「選挙なんて行く気しねーよな。当選して欲しい候補じゃなくて、こいつだけ絶対落選させてほしい候補を書くほうがいいのに」と言いました。

私は「そんなことしたら、好かれるためじゃなく嫌われないための選挙戦になるから、誰も尖った事は言わず全候補無難なことしか言わなくなって、今以上にひどい言葉狩りが起きてつまらなさが加速すると思うよ」と即座にツッコみました。

夫は「その通りだ、くそー」と言っていましたが「会話を楽しめるっていいよね」とも言っていました。現夫も前の結婚や生育過程で酷い言論統制を経てきた人なので発言に重みがあります。

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ちなみに6年前モラ夫と一緒に投票した候補は、私が票を投じずとも早々と当確が出て再選されていました。今年私が投じた候補と夫が投じた候補は、選挙区の最後の2枠を争い、他の1候補を加えた3人と三つ巴状態になっていました。日付をまたいでからようやく、最後の2枠にそれぞれ当確のニュースが出たのを確認し、眠りについたのでした。

  
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