毒親育ち→モラハラ離婚→出産

刑事罰を受けて開き直るレベルの毒親の顔色を見ながら育った結果、20代半ばで誰が見ても地雷なモラハラ夫と結婚・離婚。不幸になる人間関係を断舎離し、30代半ばで再婚、30代後半で第一子出産。渦中の頃の気持ちから、過去の自分に言いたいことまでの記録。

源氏物語に学ぶ男女の仲

仕事が終わって今日は1日休めました。
色々考え事をすすめたり、次の仕事を探したり、読書したりしました。
読んだ本は、医師に勧められた与謝野晶子訳の源氏物語です。

紫式部は男の気持ちも女の気持ちもわかっていると。

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ずっと興味ありつつも敬遠してたんですが、手にしてみたらふつうに読める文体でした。
男女の仲とか結婚とかそういったことに対する普遍的な要素が散りばめられていました。

読みやすい証拠に文章抜粋します

”私は過去の自分のしたことではあるが、あなたを不快にさせたつまらぬいろいろな事件を思い出しては胸が苦しくなるのですが、それだのにまたここでよけいな夢を一つ見ました。この告白でどれだけあなたに隔てのない心を持っているかを思ってみてください。”

”大臣は亡なくなるし、大宮も始終お悪いのに、私さえも余命がないような気がしているのだから、だれの保護も受けられないあなたは、孤独になってどうなるだろうと心配する。初めからあなたの愛はほかの人に向かっていて、私を何とも思っていないのだが、私はだれよりもあなたが好きなのだから、あなたのことばかりがこんな時にも思われる。私よりも優越者がまたあなたと恋愛生活をしても、私ほどにはあなたを思ってはくれないことはないかと、私はそんなことまでも考えてあなたのために泣かれるのだ”

”そう、だれがそんな習慣をつけたのだろう。あなたは実際私の心持ちをわかろうとしてくれない。私の思っていないことを忖度して恨んでいるから私としては悲しくなる”

”結局は深い考えもなく簡単に出家してしまう人よりも、道にはいることが遅れるわけである。”

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最後の一文がお気に入りです。
「出家」を「結婚」や「出産」に置き換えてみると
現代に通ずるものがあるように思えてなりません。

 

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