前回の続き。
母は言った。

・仕事辛かった頃は数年間あったけどひたすら耐えた、
 皆そんないい環境で働いてるわけじゃない
・あんたも社会との接点は持っといたほうが良さそう。
・そのために立ち直って。

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社会との接点か…。

と、そこは受け止めつつ

不思議な話だけど、
母親にも感情があるということが分かった。
今まで、頭では分かっていたけど、実感として腑に落ちなかった。
その理由が、この時は、何故か分からなかった。

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話全体を通して、母親が必要以上に周囲の目を恐れて行動していることが
伝わってきて、それを指摘した。

母親と会話しているうちに、わかってきたことだった。

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母親は幼い私に対し
「おばあちゃんの悪口を言うな」「これを秘密にしろ」「あれを秘密にしろ」
と言った。

ここでほんとうに必要だったのは、
恐怖にまみれてわけがわからなくなっている母親の言いなりになることじゃなく

母親自身が恐怖にまみれているという事実を指摘して
根本原因を理解して取り除くこと


だったんだ。

しかし子供にそんな役は務まりません。
だから私はACになるしか無かったんだ。

事実として、仕方なかった。