暴れん坊将軍を観ていたら

村娘が、暴れん坊将軍との約束を破ってしまい
暴れん坊将軍に向かって、泣きながら
「あたいはあんたを裏切った、さぁ、あたいをぶってくれ」
と言いました。

暴れん坊将軍は、なんと

村娘の涙を拭いた、のでした。

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明らかに村娘の裏切りによって暴れん坊将軍に
多大な迷惑がかかる
(将軍の従兄弟が切腹し、紀州徳川家が悪徳商人に乗っ取られるレベル)
シーンでした。

にも関わらずその対応。
やられた、その発想はなかった、と思いました。

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普段なら、
「最終的にはうまくいくことになってるっていう台本が無いとそんなん無理」
「現実はそうはいかん」
とスルーしてしまいそうなシーンですが
(あれ、逆にいうと「最終的にうまくいく」っていう人生の台本を信じてればいいのかしら)

非常に感じ入ってしまいました。

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ちなみに、村娘は早くに両親をなくし、
大切にされること無く育っているという描写がありました。

自分を大切に出来ないから
約束を平気で破るんだ、というのも見てて思いました。

そして、将軍に涙を拭かれて=大切にされて
将軍との約束を守ろうと、今まで一番自分が大切にしていたものを投げ出して
悪徳商人と対決しに向かっていました。

(時間の尺に制約もあるので)村娘さんの成長早すぎ&傷癒えるの早すぎですが、
大切にされること(=愛)を知ってる人間とそうでない人間の違い、
愛を知ると人は強くなれるという教訓を
見た気がしました。